石友だより

ロバのはなし

先日、某住職より寓話をうかがい、あまりにも面白い話なのでお伝えします。ある所に井戸があり、その井戸にロバが落ちてしまいました。周りの者たちが一生懸命考え知恵を絞りましたがどうしても助ける事ができませんでした。思いあまってこのまま苦しむのを見かねていっその事殺してしまおうと井戸の上から砂を入れていきます。しかし、ロバは死なずに入れられた砂を振り払う事で足元の砂が固まり、少しずつ井戸の上に上がり、最後は地上に出、助かる。と言うお話です。教訓としては、苦しくても、もがく事で救われる事もあるという例えでした。なるほど・・・と何故か納得してしまうお話でした。お墓のお仕事をさせて頂いてると各ご家庭の一歩踏み込んだ所での話題になります。あきらめるよりかは死ぬ気で・・・とおっしゃる方が多いです。この様な寓話を聞くと、あきらめることなく進む事で良い方向に行くのだとも感じました。