生前にお墓を建てるのは良くないのでしょうか?
-
生前にお墓を建てる事を「寿陵」と言い、寿の字が示すように「家に幸せをもたらし、長寿が約束される」と言われています。仏教の教えにおいても「寿陵」を建てることは「逆修」すなわち、「生前自分の為に仏事を営み、冥福を祈ること」を為す事になります。「逆修」は善根が導き、それによって功徳がもたらされ、その「功徳」子から孫へと引き継がれ、未来の繁栄と幸福に繋がると言われています。
秦の始皇帝をはじめ中国の皇帝やエジプトのクフ王ピラミッドなどが寿陵を建てていたのは有名ですが、日本の古墳にも寿陵は多く見られ、聖徳太子や昭和天皇も寿陵を建てています。現実的観点からも、土地の高騰や墓地用地の辺境化により、ご自身で気に入られた時に墓地を確保し、ご予算に応じたお好みの石やデザインで納得のいくお墓を考え、家族全員で相談しながらお墓を建てられる楽しみは寿陵ならではといえるでしょう。
お電話でのお問い合わせ
フリーダイヤル:0120-28-1687
お墓に適した墓石材は、どんな種類がありますか?
-
お墓は何代にも渡って子孫に受け継がれていくものです。
従って墓石には硬度が高く、風化しにくい石を選ぶ事が大切です。
風化作用に強く、磨くと光沢の出る石材として良く知られているのが、花崗岩です。よく「御影石」という名前を
耳にしますが、御影石とは花崗岩の総称です。
六甲山領の神戸市御影付近が産地として有名だった為、そう言われています。御影石は墓石としても最も人気があり、国
内山地としては香川県「庵治石」、愛媛県「大島みかげ」、佐賀県「天山みかげ」などが有名です。また最近では、国内産だけではなく、外国産の御影石も多く、
外国産として中国産の「国竜石」やインド産の「アーバング
レー」などが多く輸入されています。
お墓はどの様な時に建てたら良いのでしょうか?
-
特に決まりがあるわけではありませんが、ご供養の面から考 えますと、出来るだけ早く納骨を済まされた方が、亡くなら れた方へのご供養になるかと思います。
親戚・縁者が集まりやすい四十九日や百ヶ日忌、月命日、 お盆、お彼岸、また一周忌などの年忌にあわせて建てるのが 良いでしょう。
しかし、最も大切なのは建てる時期ではなく ご供養する気持ちです。ともあれ「思い立ったら吉日」です。